僕の興味は、食と民俗学の関係です。
郷土料理には地域固有の「風土」と、手に入りやすい「食材・素材」があり、それらを生かすための「調味料」や「調理法」、また固有の文化を支える「道具」、地域特有の「様式・演出・作法」なども残されています。
加えて、郷土料理の技術がどのように伝わったかや、地域で発展した特別な理由、地域で愛される味付け方法など、興味深いファクターがたくさんあります。歴史的なファクターや地理的要因、情報の伝達により、料理内容がどう変化して行ったかということを研究していきたいと思います
幸いにも、日本には数多くの食文化に関する研究書がたくさんあり、地域によって同じ名前のものでも色々な差異が見られます。料理が見られる地域の地域や人々によって、元々の味がどう変化して行ったかを辿るのは、とても興味深いものです。 |