甘党漱石の和菓子エピソード

スイーツ系漱石1 和菓子篇

甘いもの好き夏目漱石のお菓子な生活

著者:土井中 照  販売価格:¥400

 漱石は、自身の語った『文士の生活』で「菓子は食う。これとても有れば食うというくらいで、わざわざ買って食いたいというほどではない」というのですが、とんでもない。漱石は甘いものが大好きでした。シリーズ「スイーツ系漱石」では、甘い物好き夏目漱石の「おかしな生活」をご紹介します。

 本書「和菓子篇」では、漱石と和菓子のエピソードや作品に登場する羊羹、饅頭、団子、餅菓子、汁粉、焼芋などを通じて、和菓子への偏愛をお楽しみください。

 

もくじ

 羊羹1:漱石の煉羊羹フェチ
 羊羹2:『草枕』の蒸羊羹のような硯
 羊羹3:羊羹を食べるなら藤むら
 羊羹4:運命を象徴する金玉糖
 饅頭1:漱石は饅頭嫌い?
 饅頭2:ハエのたかった揚饅頭
 饅頭3:大きな田舎饅頭
 饅頭4:持ち帰りを疑った栗饅頭
 饅頭5:葬儀と蕎麦饅頭
 団子1:団子と反権力
 団子2:多々良三平が薦める団子
 餅菓子1:安倍川餅で妻を貶す
 餅菓子2:粟餅のようにできる作品
 餅菓子3:季節によって名前が変わる
 餅菓子4:歯についた空也餅
 汁粉:漱石の通った汁粉屋
 ぜんざい:関東と関西の名前
 今川焼:値段とお金の価値
 焼芋1:書生の羊羹
 焼芋2:焼芋を食う人への追悼
 悪食勝負:あんこ入り豚汁VS饅頭茶漬
 煎餅:塩煎餅と蕪の漬物は雁の味?
 切山椒:風景から連想した菓子
 干菓子:病床のコスモス
 甘酒:季語は夏

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