漱石のグッズとお店のエピソード

ハイカラ漱石4 漱石とグッズとお店

洋行帰り夏目漱石のおしゃれライフ

著者:土井中 照  販売価格:¥400

 洋行帰りの漱石は、当時の最先端のファッションを身にまとい、ハイカラと呼ばれる人々の範疇に属していました。明治時代に生きた漱石のおしゃれ哲学を、エピソードや作品を通じてご紹介していきます。

 本書では「漱石とグッズとお店」と題して、漱石が使っていた万年筆や靴の木型、漱石家の電話、ピアノ、蓄音機などのおしゃれグッズの数々をご紹介します。また、三越、白木屋、銀座資生堂、天賞堂、白牡丹、ゑり善、喜多床など、漱石が通ったお店をご案内します。

 

もくじ

万年筆:晩年の原稿に重宝したオノト
  漱石の万年筆の変遷/晩年愛用したオノトは、魯庵から百間へ/万年筆を受け継いだ内田百間
電話:あってもなくてもいい存在
 電話と漱石/漱石の電話トラブル
ピアノ:『三四郎』の印税で購入した楽器/漱石がピアノを買ったという謎/漱石の音楽教師への怒り
蓄音機:声を吹き込むか? 音楽を聞くか?
 蓄音機に吹き込んだ漱石の声/友人の妻に聞かせた蓄音機
活動写真:歌舞伎嫌いの漱石の無関心
 漱石は活動写真嫌い/漱石の日記に登場した活動写真
靴の木型:靴の形が崩れないように
 本物のハイカラのみが持つ木型
オートストロップ:新し物好きの漱石の証明
 漱石の髭剃りの秘密兵器/漱石の新しいものへの挑戦
エキザーサイサー:スポーツマンの証明
 筋トレをしていた漱石/漱石の好きなスポーツ観戦

〈漱石の通ったハイカラ店〉
 『虞美人草』と三越の深い関係
 妻・鏡子と白木屋でのお買い物
 漱石と銀座資生堂
 漱石と天賞堂
 漱石と白牡丹と白粉
 漱石と京都のゑり善
 漱石の髪と喜多床

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